日本の水墨画と中国の水墨画の相違点   王俊宇瀟

 今まで中国の水墨画を長年やってきました、その奥深さには傾倒するばかり。
 ところで、日本絵画に対して関心を持たせたのは琳派でした、その装飾性には感銘を覚え、惚れ惚れ~~。以来、日本美術の神髄が装飾的なデザイン性にありと考える様になった。
最近、伊藤若冲の水墨画を見て、その装飾的特徴が水墨画の分野でもしっかり生きている事に大いに感心した。其処で小生が感じたのは、装飾性と水墨画の双方それぞれの大いなる可能性他ならない。

 中国水墨画は筆遣いを中心に、永い歴史の中で蓄積された沢山の技法と手段を重視してきた、“筆、墨”が作品を判定する最大の基準となり、両者の中、特に“筆”、つまり筆遣いが第一要素になってしまった場合が多い。
 其処は、当然ながら、筆遊びという文化人(文人)の趣味からの原因が大きいと思う、文人達が同じ“筆遊び”である書法(書道)が得意とする者がほとんどだったからである。
要するに、書法にしろ、水墨画にしろ、筆遊びを通して、文化的な意味を見出したいである。
なるほど、文化的ね!だから、深い!である。

 その半面、日本の水墨画、特に上述の若冲の様なの作品が、筆遣いもさるながら、どっちかというと、構図や形など絵画的な要素に着眼し、それを見物にしている。
 こちらの方は、文化的な意味と言うより、絵画の芸術性を強調し、アートの域に昇華させた!
 アートである!だから、面白い、楽しい~~

 下は小生の近作です。中国の水墨画?日本の水墨画?

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この記事へのコメント

青山穆
2019年07月04日 22:44
はじめまして。画歴20年。84才男性です。先日のこと、パソコンで
先生の「外師造化中得心源」の言葉を見つけまして、失礼いたしま
すが「外山象求」の意訳を教えていただけますでしょうか。15年
ぶりに再会した北京の水墨画家丘挺が書き寄こされました。中国が
不得てです、外師造化は納得できますがご返信のほど。よろしく
お願いします。

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