テーマ:水墨画

ブログ移転のお知らせ  王俊宇瀟

 BIGLOBEさんの御陰様で、ここでブログを開設してから速く5年過ぎた。  この度は、閲覧の便宜性を図りべくと考え、ブログをホームページに統一することを企画している。つきましては、新規のブログ書き込みに関しては、下記サイトからご覧頂くように宜敷くお願いします。  ブログサイト:http://art-sumie.sblo.j…
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水墨画の楽しみと悩み   王俊宇瀟

 水墨画に限らず、何であれ、創作行為は楽しみと悩みの両方を持ち合わせる性質がある。  新しい作品が生まれる期待と今までの自分を否定する思索はその両方を象徴するように、矛盾し乍ら創作活動を支え、どちらも欠かせない側面と言える。  しかし、所謂「創作」とは異なり、遊ぶ気持ちで描く水墨画は楽しいのみである、例えば、純粋に教養を深め、個…
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本年も宜敷くお願いします

 新しい年がやって来ました。  時の流れの速さを痛感する年になっても、新年はいいものです、何せ、休みが沢山取れるから、、、  遅れ乍ら、このブログに関心を寄せて下さる方に、今までのご支援を心よりお礼申し上げます、これからもご支援ご鞭撻の程、宜敷くお願いします。
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水墨画、筆墨の深層を考察する     王俊宇瀟

 「筆墨」、つまり筆の遣い方や墨色をコントロール技は、言うまでもなく、水墨画創作において、最も基本的な部分である。そして、作品の評価に置いても「筆墨」は常に極めて重要な要素とし擧げられている。  そんな「筆墨」ではあるが、水墨画創作の基本とは言え、完璧に習得するには大変困難という事実は、真摯な水墨画家ならこの経験をしたことがあるに…
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古代蓮に感じる侘び寂び、水墨画の心眼                    王俊宇瀟

 千葉公園の古代蓮が、他の蓮よりいち早くその咲き姿を披露してくれた。先週、二年ぶりに蓮達に訪ねた。  蓮は沢山の品種が有るようだが、私の知る限り、千葉の古代蓮(大賀ハス)が関東周辺では一番早く咲き誇る。この蓮は2000年ほど前と推測された種から目覚めたモノで、もしかして、昔の人間が早起き早寝同様に、華も古代と現代の生物的リズムや周…
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水墨画、スタイル創造の道のり(二)  王俊宇瀟

 創作の視点で、自らの作品も含めて既存作品に物足りなさを感じ、自分なりの独自の世界を切り開けたい意欲が水墨画新しいスタイル創造の素朴な動機であろう。  しかし、立派な動機が有って正しい方法論と地道な努力がなければ良い結果が得る事は難しい。  水墨画の新しいスタイルと言う以上は、先ず“水墨画”という基点から思考し実験しなければ行け…
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書画文化と書画芸術の特徴及び創造性       王俊宇瀟

 芸術の世界では、最終的に完成した作品を世に披露し発表する事が一般的常識である。藝術家が創作の過程では色々と苦悩苦労が有るから、それを他人に見られたくないと言うのは人情だし、何より、真剣に創作している最中に他人に見せる余裕もないし、又独自の技法や素材道具を駆使するならば尚更秘密にしたいところである、そもそも、作品制作過程は芸術家独自の世…
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素材で考える篆刻と書画の違い    王俊宇瀟

 諸事情により中々ブログを綴る出来ない状況の中、焦っているうちに、年末を迎え、そして此のブログサイトもとうとう四年目に突入した。  さて、長い間を開けてしまったが、前回と多少関連する事を書いてみる事に、、、  というのは、個人的に水墨画を専念すると同時に、篆刻も好きで時々印譜を眺めて楽しんでいる。  天才的と言われるあ…
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水墨画の筆墨を再び考える     王俊宇瀟

 水墨画の要とも云える筆墨に関して、すでにいろいろと自分なりに記述して来た、例えば墨色(墨)に対する感受性が普遍的に見られる一方、線(筆)に対する理解は漢字文化の象徴である「書」の経験も求められ(*1)、文人社会の歴史や影響から考えると、「墨」よりも「筆」の方は文化的な特徴や意味合いが大きいと思われる。その延長線で見ると、中国の水墨画は…
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「水墨画」の原風景を求めて     王俊宇瀟

 水墨画の原風景を求めて、俊恵書画研究会有志一行がはるばる日本から中国江西省にある三清山にやって来た。  昨日、国際便で杭州に着いて、待機していた専用バスに乗り換え、高速道路を5時間走りつつ、やっと三清山の麓に到着。  今朝、ホテルの玄関を出てみると、地面が濡れている、昨夜に雨が降っていったであろう。見上げてみると、山々の間に霧が漂…
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水墨画,個性と自信   王俊宇瀟

 自分の作品に対し、常に自信満々の方と自信喪失の方が居る、又は作品の出来栄えによって自信が有ったり無かったりする場合もある。  自信が有るか無いかは、結局のところ、作品に対する評価の考え方だと言える。  例えば何年か練習した結果,以前より大分進歩したため、自信がついた、という場合がある、この場合は以前の自分を基準にして比較した結…
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弘法大師『筆を選ばず』の真意   王俊宇瀟

 この頃、『空海と密教美術」展が東京国立博物館で開かれている、テレビでも空海の書等をテーマに特番を放送した。番組の中で、空海(弘法大師)が書かれた行書の尺牘(せきとく)や飛白書等多岐に渉って紹介された。  空海の『風信帖』を拝見していると、惚れ惚れしてしまう。あんなに美しくて魅力的なのに、力強い。力強いだが、見せつける様な態とらしさが…
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個展終了     王俊宇瀟

 二年ぶりの個展が皆さんの暖かいご支援のもとで、無事終了。  今回は、年令に因んで、50点を出品致した、いつもの悪い癖でぎりぎりまで苦闘悪戦の末、何とか間に合った。今度こそ(何年後になるか判らないけど)早めに準備を、と思いつつも、多分今まで同様であろう。あまり早い段階で作品が完成しても、展覧会が近づいた時点で、考え方や評価基準の変…
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個展開催     王俊宇瀟

 大勢の方々の支えのもとで、『王俊宇瀟水墨藝術作品展/2011』が昨日無事開幕致しました。    個展は8月31日まで、山手線大崎駅近くの品川区立「O美術館」で開催、お時間がある方、是非お寄り下さいませ。
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水墨画で理念的な作品を試み   王俊宇瀟

 水墨画においては、思想や雑念等を排除する純粋な様式美を主張する小生だが、何の魔が差したのか、チョッピリ理念的な作品を試みにした、無論、形式主義的な純粋美に対する思いは今まで通りである。言い方を換えれば、堅苦しい観念的な部分と理屈を排除した様式美が一つの作品で調和させる実験でもある。    来週金曜日から品川のO美術館で始まる小生の…
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伝統水墨画制作過程の啓示   王俊宇瀟

 宋時代の記録によれば、水墨画を描くのに、イメージを湧かせるため、シミだらけで凸凹(デコボコ)の壊れかけた壁に作品用の絹を掛け、透けて見えたシミや凹凸(オウトツ)を観察し想像力を膨らませ、そのシミと凹凸が山水になり樹木なり、或は人物や家屋にもなり、そのイメージに沿って作品を創るという。  何というロマンティックな創作方法だろう、、…
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素材の極限に挑戦する水墨画の『技』  王俊宇瀟

 水墨画の素材は独特である、特に作品の土台である紙や絹等は個性的で癖ものが多い。    例えば吸水力が大変強い生の画仙紙、吸水力の良さから墨の滲みや発色の素晴らしさは他の追随を許さない。その一方、吸水力が強いから筆を引っ張る癖も併せ持つ、その結果として軽やかで掠れる線を出すのは困難である、また墨の滲み味が良い反面、シャープで鋭い線の…
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古代蓮のロマンと水墨画   王俊宇瀟

 ここ数年、古代蓮をモデルにした作品が多い、故、毎年夏が始まる度、千葉公園にある古代蓮を尋ねていた。今年は個展を控えている為、多忙で蓮との約束を果たせなくなって仕舞うと断念した矢先に、先週の木曜日、久しぶりの曇り天気を狙って、年に一度の蓮見をして来た。  年に一度だからこそ、この機会を逃がしたくない。年に一度の蓮見をしないと、何となく…
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水墨画の現状とその不思議   王俊宇瀟

 水墨画の歴史は、唐の王維から始まり、宋元で最盛期を迎える、そして明清になって文人画が隆盛し今日に至ったという流れが通説だと思うが、つまり今日の水墨画は文人画と直結しその土台の上にたっていると理解しても過言ではないであろう。  実際、水墨画の現状を見ても、“文人画風”の作品が未だに目に溢れ、水墨画は文人画の代名詞の様に一般の方々がイメ…
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水墨画と胡蝶蘭     王俊宇瀟

 家の胡蝶蘭が今年3度目咲きました、花が立派だけではなく、並び方も至って自然で格好よい。  そもそもこの胡蝶蘭は約3年前に、俊恵会20周年書画展の時会員の皆さんから頂いた贈り物である。大変立派な花も時が去れば次第に散り、花の精が風に乗って空中へと飛び立ち、花弁という肉体も水や土に帰り、新たの生命誕生の始まりである。  葉だけ寂し…
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水墨画、「墨韻」の魔力   王俊宇瀟

 清らかな水を含んだ筆の穂先に、サッと濃墨をつけ、雪の様な白い画仙紙に筆を降ろす。すると、極黒の濃墨から無に近い淡墨まで豊な階調が現れ、更に画仙紙に吸収されながら生きている様に流れて広がり、所謂「墨韻」が誕生する。画家が独自の経験を基にした墨水の量の調整と運筆のコントロールに加え、水と墨、そして紙による自然な共演による偶然な趣、二度と同…
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水墨画家の愚痴と高尚な孤独   王俊宇瀟

 水墨画家の集まりではよく芸術論や水墨画の現状と未来に議論を交わす事が多い、大変有意義な行いで参考になる事や啓発を受ける事も屡々である。    時々愚痴もこぼされる。  例えばこんな話、画壇主流の有名な展覧会などには水墨画という分野を設けてない、そうすると水墨画作品、更に言うと水墨画家に門が閉ざされる。或は美大に水墨画の学部や専攻…
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水墨画に対する固定観念及びその打破 王俊宇瀟

 私が教えている生徒さん達の支部展や個展などに足を運んでくれた観客からよくこんな言葉を頂いた:「こんな水墨画は初めて」、或は「想像していた水墨画と全然違う」、、、  なるほど、要するに、観に来られる方は「水墨画展」と知って、実際の展示作品を観る前にすでに「水墨画」に対するイメージが出来てしまったという事が判る。水墨画に対する固定観念が…
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水墨画、運筆の速さ     王俊宇瀟

 大分前の事だが、小生の制作実演を見た方がこう言った:「水墨画って、あまり時間がかからなく直ぐ仕上げるのね」と、、、また、展覧会場では、作品の制作時間は何れぐらいかかるかもよく聞かれた記憶がある。  確かに、今現在は水墨画と言うと、写意の作品が最も多く、当然制作時間もそれほどかからなくなった。しかし、実際に一枚の作品にかかる時間が…
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水墨画を楽しむ     王俊宇瀟

 昨日、孔子の故郷のお酒が届いた。送り主はこのブログのお酒の話を見たから送ってくれたかな~と想像してしまう。  今はこの山東省の白酒(焼酎)を手にしながら、孔子の言葉を思い出す『知之者、不如好之者。好之者、不如楽之者』。(「之を知る者は、之を好む者に如かず。之を好む者は、之を楽しむ者に如かず。」)知っているだけの人より、好きになった人…
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水墨画誕生の必然   王俊宇瀟

 黄山や三清山など、霧が起ち雲が湧く山々を歩いていると、水墨の世界が現実にあることを肌で感じられ、水墨画が東洋に誕生した必然性がより深く理解することが出来る。  濃厚な雲が水墨画の余白を作り出す大自然からの啓示とするならば、薄いベールの如く全ての景観を包み込む様な霧が光の七色を濾過し、目の前の景色を限りなく白黒に近い世界に変貌させ、水…
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「執筆法」に関する話   王俊宇瀟

 「執筆法」は書画を書く時、筆の持ち方のことを言う。  既存のように、「双鉤法」(「五指執筆法」)と「單鉤法」(「三指執筆法」)はその代表格である。  日本では「單鉤法」がかなり一般的であるが、中国では「双鉤法」が圧倒的多いと思われる。  定かではないが、沙孟海先生の研究によると、大昔では中国に於いても「單鉤法」が普及して…
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「双鉤法」の妙所   王俊宇瀟

 書画を親しむには、筆を握らなければならない、当然、筆の持ち方、所謂「執筆法」も重要になる。  昔も今も、様々な「執筆法」がある、最も代表的なのは「單鉤法」と「双鉤法」である。  「單鉤法」は中国では「三指執筆法」と言い、親指と人差し指中指で筆を握る方法。この方法は三本の指の力が三方向から筆管の一カ所に集中し、一つの支点て筆を操…
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